自死について思う事
今年は、芸能界の方の自死が重なった。
そして、9月の女性の自死が例年より28%増加したというニュースを見ました。
沢山の方が本当は毎年、自死に至り命を失っている。
それはニュースにはならない。
以前、ストレスケア病棟で働いていた時に関わった患者さんが自死に至ってしまった経験が何度かある。
私のいたストレスケア病棟は
長期になって自宅の様に暮らしてる方。
短期入院や薬物調整の方が多かったが
入院しながら、仕事に学校に行って又病院に帰ってくる社会生活と治療を同時進行している方もいた。
鬱やパニック、適応障害など比較的 社会生活が送れる方が多かった。
外来受診していく中で、悪化する前に予防的に入院を勧め、治療していく。
その中でも鬱病は私達にとって一番注意して関わる必要のある病だった。
鬱は周りには理解がすぐ得られない病気でもある。
ただの面倒臭い、怠け者の印象を与える事が多い。
でも実際は、本当に1番怖いメンタルの病気でもある。
それは、死へのハードルが低く
良くなってきたよね、、、って時が一番心配
退院前後が魔の時になりやすい。
ベースに自死に注意というワードが刷り込まれている私達。
少しのサインも見逃さないように関わりを持つが、それでもそれをすり抜けてしまう時がある。
指の間から零れ落ちる水のように、、、